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絵のタイトルの必要性

2022/2/25

思念体関係ない話ですが……

絵にタイトルを付ける人付けない人がいると思います。
そこでイラストに付けるタイトルの役割やなぜ必要なのかについて考えてみました。

私は高1の時に美術部に入っていましたが、タイトルや説明が必須なことに関して否定的に考えていました。
「言葉では言い表せないものがある。それを表現するのが絵だ」と思っていたので、 “タイトル” という一言の言葉で表現してしまうとせっかくの絵の魅力が損なわれてしまうと考えていました。
「私がこの絵で何を伝えたいかは分かる人にだけ伝われば良い。察して、自分なりに解釈してほしい。こちらから正解は出したくない。」と思っていました。

実際、私の好きな絵師さんの中にはノータイトルノーコメントで投稿して数万いいねが付いている人がいます。
でも私の場合、無題よりもタイトルがあった方が好評価されやすいです。
それはどうしてか考えてみました。

無題でも “いいね!” される人は言葉で表さずとも絵で全て表現できているのだと思います。

イラストのタイトルの役割は「何を描いたか」「何を伝えたいか」を説明して閲覧者に理解を促すことだと考えられます。
その “理解の促し” によって評価数が変わるということは、絵だけで全てを説明しきれていない事になります。
無題の絵でも伝わってくるものが感じ取れればその絵の良さが伝わるし、伝わってこなければ「この人は一体何を描きたかったんだろう?」と無味乾燥な謎の絵に捉えられてしまうのだと思います。

なのでタイトルや説明が必要でないと理解されない絵は、もっと情報を込める必要があります。

私は自分の絵に関して簡潔に説明してしまうのがあまり好きではなく、人によって解釈が割れるような奥深い絵を描きたいと思っています。
その “謎めいた奥深さ” と “何も伝わってこないつまらなさ” の区別を付ける必要がありますが、そこがなかなか難しいのですよね……。