楽しいタル活がしたい。タル充したい。
毎日がパーティーみたいな過ごし方をしたい。
現実を褻(ケ)だとしたら精神世界は晴(ハレ)みたいな、そんな認識でいたい。
とは言え、私の精神世界はどこも遊園地みたいなものかと問われればそうではない。
『異世界精神瑠紗依国内』のようにディストピアそのものの世界も存在する。
それはそれでいい。非現実的なくらい闇と憎悪に満ちた世界が存在しても、それはそれで素敵だと私は思う。
私が本当に苦手なこと…それは楽しんでいる最中に最悪の事態を想定するように促されること。
例えば、お祭りの最中にスリに遭ったらとか…そんなこと絶対に考えたくない。
そんなことを言っているからこち亀の主題歌の如く「ボールを蹴ったら靴まで飛んで〜♪」と文化祭のキッキングスナイパーで勢い余ってボールと一緒に履いていた上履きまで飛んで天井に激突するという、衝撃番組に取り上げられそうな失態を私はよくしてしまう。
だけどやっぱり、嫌なものは嫌だ。
完全に私の主観だけど “ハレ” の場にシリアスな「こうすべき、ああすべき」を持ち込まれると一気に冷めてしまう。面白くなくなってしまう。
せめて私の精神世界は非日常的な娯楽の場であり続けてほしい。
そうしないと生き地獄からの救いの道は閉ざされる。