思念体は多くの場合病的なものとは見なされませんし病気を誘発する要因にもなりませんが、中には精神疾患の原因となる思念体も存在します。
以下のような思念体が現れた、もしくは思念体がこのようになった場合は精神の不調のサインなので精神科へ行くことをおすすめします。
※私は医学関係者では無いため、このサイトのみで自己診断を行わないで下さい。病気についての詳しい内容は医療機関のサイトをご覧ください。
思念体が時に反対意見を出すことは自然なことですが、行動や考えを何から何まで否定してくるという場合は強迫性障害の「強迫観念」や統合失調症の「被害妄想」の疑いがあります。
思念体は空想の延長であり、目に見えないものです。あくまでも見えるという"想像"に過ぎません。
声も、どれだけ練習しても鼓膜が振動して聞こえるようなものにはなりません。
目に見えるものは思念体ではありません。
統合失調症の「幻覚」の可能性があります。
思念体の存在を信じたい気持ちから「思念体は実在する」と言う気持ちは分かりますしそれは病気にはなりません。
ただ、思念体が実際に見えたり実際に声が聞こえたりすることは決してありません。
なりきりのように思念体の真似をして振る舞う「憑依」という文化があります。それは病的なものではありません。
しかし、「自分」で居る時と思念体として振る舞う時がコントロールできない場合は解離性障害の疑いがあります。
このような場合は「内在性解離」と呼ばれ、記憶は無くならないのですが解離性同一性障害の前兆という可能性も考えられ、症状が悪化し記憶喪失する危険性もあるため危ない状態です。